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令和5年度全体研修会 レポート
昨日、令和5年度全体研修会が盛会に開催されました。
テーマ:『身寄りのない人への支援組織へ働きかける 〜機関(院内)マニュアルの作成に向けて〜』
講師:JA愛知厚生連 江南厚生病院患者支援室室長 野田 智子 様
たくさんの会員・非会員にご参加いただき、ありがとうございました。
これまで当協会が重点項目として取り組んできた「身寄りなし問題」ですが、ガイドラインの学習や事例検討に留まらず、組織や地域に働きかけるアクションについて学ぶ大変貴重な機会となりました。
講師である野田さん(MSWの仲間として敬意を込めて野田さんと呼ばせていただきます)からは、江南厚生病院主催の病病連携会議において作成した11の医療機関で共有する「身寄りがない人で意思決定が困難な人への支援に関する地域医療機関ガイドライン」の作成経緯や、今後他の地域でガイドラインを作成する際のポイントについて、丁寧にご講義をしていただきました。
山梨に限らず、全国の医療機関や施設において、身寄りがない人の支援に関するマニュアルを整備している機関はごく限られていると思いますが、今回は、愛知県の先進事例を学ぶことが出来ました。
ガイドラインを作成するプロセスの中で、地域の課題を整理し、多機関・多職種で解決策をディスカッションすることの重要性、ガイドラインが地域のコンセンサスとして大いに機能することを学びました。
講義終了後は、フロアから質問・意見が絶えませんでした。
(写真:甲府刑務所の雨宮氏の発言)
皆さんの本テーマへの関心の高さがうかがえました。
今回の野田さんの実践について、今後山梨でどのように応用し、展開出来るのか、当協会としても真剣に考えていきたいと思います。
(写真:終わりの言葉 齋藤副会長)
野田さん、今回はお忙しい中、山梨に来ていただき、本当にありがとうございました。
今年度最後の研修は、3月17日(日)のネットワーク部会主催の交流会となります。
どうぞよろしくお願いします。
事務局